彼岸の入り

 

 色んな場所で、彼岸花が咲いています。(写真はオジギソウで~す。)

 

  今日は彼岸の入りだそうです。 「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、早朝の冷んやりとしてきた空気の心地良さと、これからだんだん寒くなって早起きが辛くなってくるぞ、というゾクゾクする様な気持ちが、ちょうど半々になっています。時には、この夏にやろうと思っていたけれど、できなかったことを思い返してみたり。

 

 今現在、ここで感じることのできる心地良さを、シンプルに味わえると良いのですが、人は動物と違い、その心が過去や未来を、簡単に行き来する様にできていますね。そのため、考えても仕方のない将来への心配や、過去への後悔が、その人自身を必要以上に消耗して、疲れさせてしまうことが起こりがちになります。

  そういう時、身体は現在ここにあるのに、心はどこで何をしようとしているのでしょうか。

 

 ヨガを重ねることで、呼吸を整え心を落ち着けることを身につけていきます。その時その時の心を味わうことで、今ここに居る自分自身を意識化しますが、同時に自分が何にとらわれているのか、客観視することにもつながります。

 

 日々の練習を通じてこの力を身につけると、心も軽やかに、シンプルに現在を味わえる様になっていきます。

 

 にちにちヨガに参加して8年目の方々が、「本当に継続は力なりだね~」という言葉を、口々におっしゃって下さいます。心や身体それぞれの動きについて、効果を感じていただけていれば嬉しい限りです。

 

 その意味で、ヨガは初心者も経験者もプロもないと私は思っています。

 ただ、自分と向き合う時間を過ごし、自分を慈しみ、あじわうことの繰り返しです。

 

 

 淡々と、こつこつと。